【歯科医師監修】歯が割れる・あごが痛い…その原因は「かみ合わ せ」かも?
「食べ物がうまくかめない」「かむと歯やあごが痛い」
「口を開けるとカクカク、ジャリジャリと音がする」
「過去に治療した歯が何度も割れたり、被せ物が取れたりする」
このようなお悩みを抱えていませんか?実は、これらのトラブルの根本的な背景には、歯周病や虫歯だけでなく「咬合(かみ合わせ)」の不具合が隠れているケースが非常に多く存在します。
【結論】 かみ合わせを整えることは、一生ご自身の歯を守り、美味しく食事を楽しむための「基本中の基本」です。当院院長の川島より「かみ合わせ治療のチカラ」についてわかりやすく解説します。
〈こちらのブログは歯科医師が監修・執筆しています〉
祐天寺えいしん歯科 理事長・院長 川島英進
(日本顎咬合学会・日本口腔インプラント学会・日本臨床歯周病学会・日本歯科審美学会所属)
▼1分でわかる祐天寺えいしん歯科(コンセプトムービー)
1. 「歯が痛い・カチカチ鳴る」 あごや歯のトラブルと「早期接触」の怖さ
かみ合わせが悪くあごに過度な負担がかかると、以下のような様々なトラブルを引き起こします。
・顎関節症(がくかんせつしょう)のリスク
口が開かない、あごを動かすと痛む、指2本分ほどしか口が開かない。
・歯や骨の破壊
歯が割れる(破折)、歯を支える骨(歯槽骨)が溶ける、かむと痛い。
特に近年増えている若い世代の方は、あごの骨が小さい一方で栄養状態がよく歯が大きい傾向にあり、歯がきれいに並びにくいことから不調を訴える方が増加しています。
無意識に負担をかける「早期接触」 と 「歯ぎしり」
理想的なかみ合わせは、上下の歯が同時に均等へ当たる状態です。しかし、実際にはどこか1箇所の歯だけが先に当たってしまう「早期接触(そうきせっしょく)」がよく見られます。
自分ではまっすぐ噛んでいるつもりでも、その1箇所を支点にあごをずらしながら噛み込んでいるため、顎関節や特定の歯に激しい負担がかかり続けます。また、就寝時の「歯ぎしり」は日中の何倍もの力が加わるため、骨が溶けたり歯が割れたりする直接的な原因となります。
2. なぜ気づけない? 歯科医師でも目視では難しい 「かみ合わせ」の診断
適切にかみ合わせを整えることは歯を守る基本ですが、残念なことに「かみ合わせに問題があるか」は、歯科医師であってもお口の中をパッと見ただけでは見極めることが困難です。
当院では、単に「痛む1本の歯」だけを治療する対症療法は行いません。
- 歯型の模型を作成した綿密な観察
- 顎関節の動きと位置を測定する精密機器の導入
- 顔貌(お顔全体のバランス) 写真やレントゲン・CTを用いた多角的な分析
これらを行うことで、はじめて隠れた「早期接触」 やあごのズレを発見し、削って補うべきポイントを明確に診断できるのです。
3. 祐天寺えいしん歯科の咬合(こうごう) 治療と精密検査
全体的にかみ合わせを整える治療を「咬合(こうごう) 治療」と呼びます。当院では、以下のようなステップで精密な治療を進めます。
① フェイスボウトランスファーを用いた「あごの位置」の測定
頭蓋骨に対する上顎の位置を「フェイスボウトランスファー」という専門機器で正確に測定します。筋肉がリラックスした自然な位置と、現在の噛み合わせた位置のズレを浮き彫りにします。
② 「テストドライブ (仮歯・治療用入れ歯)」でのシミュレーション
過去の治療で被せ物が低くなり、奥歯の高さが落ちていると、あごが後ろに押し込まれて顎関節がつぶれてしまいます。いきなり最終的な被せ物やインプラントを入れるのではなく、治療用の仮歯を使って「あごの位置や高さのテストドライブ」を慎重に行います。
③ 専門医連携と包括的治療
矯正歯科専門医と連携し、必要に応じて歯の位置を整えた上で、理想的なかみ合わせを構築。インプラントや補綴 (被せ物)をかみ合わせの考慮なしに行う「不可逆な治療」は一切いたしません。
4. 【症例紹介】 「痛くてかめない」 50代男性が8本のインプラントと咬合治療で笑顔を取り戻すまで
【ご相談時の状況】
他院で欠損部のインプラントを勧められて来院された浩二さん(55歳・仮名)。「痛くてどうしてもかめないんだよ…」 と切実な訴えがありました。診察すると、かむたびに下あごが押し込まれ、顎関節に強い痛みが生じている状態でした。
【治療のアプローチ】
- 即座にかみ合わせの検査・分析を実施:
フェイスボウトランスファー等の検査により、あごの位置が大きくズレて関節に負担がかかっていることを特定。 - 仮歯・治療用入れ歯での痛みの除去 (テストドライブ):
あごや筋肉にとって最も負担の少ない位置へ導く治療用装置を装着したところ、長年悩まされていたあごの痛みが一気に消失しました。 - 包括的な再建とインプラント治療:
あごの正しい位置が定まった段階で、保存可能な歯は精密な治療を行い、担当歯科衛生士による歯周病ケアを並行。最終的に合計8本のインプラントを埋入し、理想的なかみ合わせを完成させました。
【治療後のお声】
治療期間は約2年に及びましたが、かみ合わせが整った浩二さんは「何でも美味しく食べられるようになって太りましたよ!」と笑顔で語ってくださいました。現在は月1回の定期メンテナンスに通われ、整った美しい口元を維持されています。
5. まとめ: 目黒区・祐天寺で一生モノの「しっかり噛める口元」を手に入れるために
インプラントや被せ物は、ただ単に穴を埋めたり歯を作ったりすれば良いというものではありません。お口全体が調和して機能し、正しいかみ合わせがあって初めて「一生モノの噛める喜び」が手に入ります。
当院(祐天寺えいしん歯科)では、エビデンス (科学的根拠)に基づき、「一度治療した歯は二度と再治療させない」ことを目標に掲げ、患者様お一人おひとりの一生の健康に寄り添います。
- 「かむと痛い・違和感がある」
- 「あごが鳴る、口が大きく開かない」
- 「インプラントを勧められたが、しっかり噛めるか不安」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院の「かみ合わせ精密検査」をご相談ください。
祐天寺えいしん歯科|土曜17時まで診療・かみ合わせ精密検査受付中
【医院情報・アクセス】
祐天寺えいしん歯科 (医療法人社団英祐会)
理事長・院長:川島英進
東急東横線「祐天寺駅」東口より徒歩4分。(中目黒・学芸大学からもアクセス良好)
〒153-0052 東京都目黒区祐天寺2-20-9三橋ビル1階
電話:03-6712-2506(土曜日も17:00まで診療)